セリーヌ・アガールのパワードレッシング

ノルウェー出身のこの編集者は、服装を最大限に活かす方法を心得ています。

スカンジナビアのスタイルというと、おそらく控え目でミニマルなスタイルを想像するでしょう。ひょっとすると「エフォートレスシック」なんていう(スカンジナビア発祥か、少なくとも私たちはそう思いたい)言葉を思い起こすかも知れませんね。 セリーヌ・アガールは正にそれをすべて体現しています。黒が好きでいつも肩肘張らずにシックです。彼女は北欧の冷たさの中でクールを演出する術を知っています。 いつも主張のあるアクセサリーを付け、彼女独特の目立つシルエットとテクスチャにも気後れしません。Everyday Icon の特集のために H&M のお気に入りを選んでスタイリングしてと頼んだ時も、envelope.noの創設者である彼女は期待を裏切りませんでした。

スタイルアイコンはいる?
「世界中の女性、そして男性、それにアート、建築、ファッション、家族や友だちからもインスパイアされるけど、 一人の人を指名することはできないわ。 私のファッションに対する興味はマドンナやデビー・ハリー、カート・コバーン、グウェン・ステファニーらミュージックアイコンの影響なの。 音楽雑誌の編集長をしていた日々は刺激的だったわ。 それに私がうんと小さい時にママが黒を着ることを教えてくれたの、他の子がみんなピンクの服を着ていた頃にね」

決まったスタイルはある?
「シャープなラインと、モノクロのスタイリングが好き。 私は根っからのヒッピーだけど、白と黒を着ていることが多くて、シルバーに弱いの。 自分のスタイルはスカンジナビアンにインターナショナルなタッチを加え、ロックンロールからヒントを得たストリートウェアの影響を受けたもの。 私にとってはスカンジナビアを表現して北欧のデザイナーを強調することが大事なの。  ノルウェーのデザインを着て、デザイナーブランドのアイテムやおしゃれな街で見つけたものと合わせるのが好き」

好きな デザイナーは? 
「私はスカンジナビアンデザインの大ファンなの。 個人的に好きなのはノルウェーのデザイナー、ヴェロニカ・B・ ヴァレネス、それにアンネ・カリーネ・トロブヨルセン、マルド&ディーン、ミケール・オルスタッド。 Acne Studios もリスト上位ね。そして、驚くことじゃないけどCéline、Balenciaga、LOEWE、Tibi、Marni、ジル・サンダー、アレキサンダー・ワンも好き。 それからポーランドのマグダ・バトリムやウクライナのクセニア・シュナイダーら新人デザイナーにも注目しているわ。 おしゃれな街でのショッピングなら H&M の絶対的なファンなの」

80年代は子供時代、90年代はティーンエイジャー、正直に言うと今こうして暮らしてるのはそんなに悪くないわ。


セリーヌ・アガール
 

地球上で お気に入り の場所は?
「自分が生まれ育った町、オスロが大好きだけど、スペイン北部のカタルーニャ地方の小さな漁村が特別心に残っているの。 その漁村にはシュールレアリスムの画家サルバドール・ダリの自宅とアトリエがあるの。 私は1歳の頃からずっとそこに、毎夏行っているの。 今でもアート、人、雰囲気、建築にインスピレーションを受けるわ」

好きな 食べ物は?
「緑のものと魚的な物なら何でも。 イタリア、ペルー、北欧の料理にちょっと日本の風味を上手くミックスしたもの。  朝食はフレッシュな野菜ジュースかアサイーボウル、ランチはトマトとモッツァレラのサラダ、ディナーはセビチェ(訳注:中南米の料理で魚のマリネ)。 できれば家で作るけど、そうでなければピスコッテケット(Piscoteket)のものを手に入れる。このお店はオスロに来たら絶対食事か飲みに行くべきよ!」

急いで出かけるとしたら、何を持って出る? 
「それは、火事なのかバスに遅れそうなのか状況によって違うけど、 家族が一番!! ペットの犬のヒッピー・ルエラ、最高にクールで賢いジャックラッセルで、私の息子で、ボーイフレンド。 それにヴィンテージの LP、サングラス、ノートパソコン、ケイタイ!」

お出かけスタイルは?
「ボーイフレンドジーンズ、サングラス、黒のロングコート、黒のブーツとパーカ」

時間旅行ができるとすれば、どのファッションの時代に戻りたい? 
「私は70年代に生まれて、80年代は子供時代、90年代はティーンエイジャー、正直に言うと今こうして暮らしてるのはそんなに悪くないわ。  結局、結果は自分のしたことによるのよ。 でも、父がアンディ・ウォホールと一緒だった頃のスタジオ54に一緒に行きたかったわ」

絶対に手放したくないアイテムは?
「ヴィンテージのワンピース、私が生まれた年に父が母にプレゼントしたもので、ミコノス製のもの。 私は毎年5月17日のノルウェーの憲法記念日にこれを着るの。 それから、家を出るときはいつも持って出かける Céline のサングラスがあるわ」

子供の頃、何になりたかった? 
「父のようなフォトグラファー。 父の仕事、写真、細部を観察する目、クリエイティブな友人たちがすごく好きなの。 私は家族が大好きで、父は常に私のあこがれだった」

絶対にやめられないファッションは?
「スウェットパンツにMoon Boots か Uggs をよく穿くし、ダウンジャケットを6か月着る。オスロの寒い期間は他のものは着られないので。 あと、ホテルのスリッパを履いてる…」

会ってみたい人はいる?‬ 
「編集長をしているときに、アイコンからデザイナーまで、あんなに多くの興味深い人たちに会えたことはラッキーだったと思う。 時間を戻せるなら、サルバドール・ダリに会ってみたいわ」

今どうしても欲しいものは? 
「波とヨガセッション。 ここ、コスタリカ。 プーラ・ビーダ!!!」

最近、ビューティー方面の発見は?
「Malbrumsの香水 Psychotrope(サイコトロープ)。  男性的な香りでノールウェーの調香師の秘技。 ハマっているわ」

アダム・カッツ・シンディグは、 Le 21ème のフォトグラファーです。 Instagram はこちらからフォロー。

 

セリーヌ・アガール

WHAT: エディター、ファッションブロガー、作家

WHERE: オスロ

WEBSITE: Envelope.no

INSTAGRAM: celineaagaard_

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