The origin of the blazer

ブレザーのルーツ

プレッピーの定番メンズウェアは、いかにしてシーズンのマストアイテムになったか。

その誕生の物語
シングルでも、ダブルでも、木製ボタンでも、プラスチックでも、金ボタンでも、ツイードでも、ウールでも、ベルベットでも、ベント有りでも、ノーベントでも。ブレザーはメンズウェアにとどまらず、レディースのワードローブでも常に必要不可欠なアイテムです。 世界中の多くの少年少女にとって、このジャケットは学校の制服やプレッピールックの基本アイテムとして、初めて経験するフォーマルウェアです。 

ブレザーのルーツは1825年、イギリスのケンブリッジ大学のボートクラブに遡ります。 メンバーであることを示すため、クラブ員はみんな燃え上がるような赤のフラノのジャケットを着ました。この赤のことをブレイジングレッドといい、そこからこのジャケットをブレザーと呼ぶようになりました。 そして、その呼び方が定着します。 このジャケットは英国生まれですが、それを世界に広めたのはアメリカ人です。 組織に帰属することを表すこのジャケットは、アイビーリーグの大学やスポーツチーム、そして秘密結社で、その組織を構成する一員であることを示すのに必須となりました。 

ブレザーは、最初はプレッピールックの重要なアイテムでしたが、その経過の中でいくつかのファッションムーブメントの一端を担いました。 たとえば、1960年代には、イギリスのサブカルチャーであるモッズの間で大流行。ザ・フーやローリング・ストーンズ、キンクス、ビートルズら、当時のロックンロールのアイドルの影響を受け、明るい色やストライプで大きなフラップの付いたブレザーが好んで着られました。 60年代が分からない人なら、1990年代の人気映画オースチン・パワーズが同じような格好をしています(おそらくもっと大げさにして)。 

当初ブレザーはメンズの定番でしたが、現代ではレディースウェアとしても基本、そして、男ばかりの職場に女性が進出した1900年代半ば以降、ビジネスシーンで重要なアイテムになってきました。 

最終的にブレザーは非常に人気になり、広く着られるようになってプレップスクールや秘密結社の意味合いは徐々に消えてしまいました。 今ではファッションをスマートに見せる普段使いのアイテムとして、2016年と2017年のランウェイでは、大きくフィーチャーされています。 スリップドレスであまり肌を見せたくない時は上に羽織ればいいし、デニムとシャツを合わせればスマートカジュアルなオフィスルックに、ケンブリッジのボートクラブに入るなら鮮やかな赤のブレザーを着ましょう。

ブレザーのモデルはララ・ミューレン(Premier Management)。 ヘアは Lok Lau (CLM) 、メイクは Anya De Tobon (Link Details) です。 

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