lemlem x H&M: リヤ・ケベデをご紹介します。
「lemlemは愛のレーベルです。」
モデルとして7年間、華々しいキャリアを築いてきたリヤ・ケベデですが、ファッションブランドを立ち上げるつもりはありませんでした。 しかし、伝統的な技術と使ってコンテンポラリーなデザインを作り出すと同時に、地元のエチオピアで仕事の機会を増やすことができる可能性を見い出しました。 変化を起こすチェンジメーカーたることを胸に、リヤ・ケベデでは過去を振り返りませんでした。
14年後、lemlemは一目でそれとわかるlemlemアイテムのコレクションでこの世界に参入しました。どんなシーンでも気軽に着られるようにデザインされたカジュアルでシックな服でした。 カフタン、ワンピース、スイムウェア他、リサイクルポリエステル、テンセル、オーガニックリネンなどよりサステナブルな素材でできた、風通しも肌触りも良いマストアイテムばかりです。 今も昔も、リヤ・ケベデにとっての原動力は「新たなことを考え、変化を可能にする」ことです。 編集部は希望、優しさ、そして誰が今世界を変えているのかについて、この「偶然の起業家」と話し合いました。
H&Mのお客様に向けてlemlemを紹介するとしたら？
「lemlemは愛のレーベルよ。 私たちのアイデアは何か美しいことをして、自分が関わるコミュニティに還元すること。 それには、豊かな芸術性を活かして何か新しいものを生み出す、クリエイティビティと包容力が大切だわ」
あなたは自分自身を「偶然の起業家」と呼び、人々の生活を変えることが原動力だと言っていますが、 ファッションは厳しい業界です。どのように運営していくつもりですか？
「lemlemはパラレルワールドに存在していると感じているの。 私たちは特別なことをしていて、ファッションの厳しい競争の中で争う必要はないと思ってるわ。 私たちはビジネス自体よりもサステナビリティと還元の面を重要視してるの」
「lemlemはオリジナリティと新しいアイデアが命。 それは世界に新しい視点を与え、人々に聞いたことのないストーリーを伝えるために大切なの」
lemlem X H&Mコレクションについて教えて。
「私たちは色彩に対してはホントに貪欲。特に今過ごしているこの変な年は、灰色がかった重苦しい雰囲気だし。 lemlem x H&Mコラボはフレッシュで明るくて、太陽を呼び戻すのがテーマ。 姉妹愛、友情、家族を大切にし、相違点ではなく共通点を尊重しているの。 それは愛であり、思いやりです。環境、お互い、自分たち自身への思いやりよ」
キャンペーンのメイキングの中で、ソウルフルなアイデアに回帰しました。 あなたにとってソウルフルとは？
「それは人の魂に触れることだと思うわ。 内面を見つめて私たちの魂や切望しているものとつながる、この感じが好き。 それは親切心とか優しさと言ったものね。 ちょっとしたことで、笑顔になれるのよ」
あなたの情熱を聞いていると、若い世代に触発されていることが良く分かります。 彼らは何を私たちに教えてくれるのでしょう？
「皆、次世代である今の子供たちを見ていると思う。 彼らは私たちの世代よりずっとアクティブで、全体に異質な人たちだわ。 すごく深く関わり、熱心で、自分たちが何もかも変えていることに気づいている。 世界はもう大人のもんじゃない、彼らの世界に私たちの方が合わせて行かなければならないっていうのが面白いわね。 希望が持てるわ」
「それこそが私たちの目指しているコミュニティ。地球を思いやり、お互いを思いやることに興味があり、解放された、無限のメンタリティを持つ人々のコミュニティです。 彼らはlemlemに近い感受性を持っているわ」
lemlem x H&M コレクションの素材は、よりサステナブルに調達されています。 素材はなぜ重要？
「私にとって、lemlemで一番大切なのは素材と質感なの。 コレクションを作るときには、まず最初に気にするわ。 ワンピースやTシャツの着心地が私にはすごく重要なの。 ずっと着ていられるような、ソフトで、快適で、着やすいものでなくっちゃ。」
「私たちの願いは、職人たちが自立して貧困の輪から抜け出すチャンスを増やせるように、H&Mを通して、より多くの人々にブランドを知ってもらい、コミュニティの一員になってもらうことなの。 私なりのサステナビリティの定義では、これが大きな役割を果たすの」
lemlem x H&Mキャンペーンのメイキング映像をご覧いただけるInstagramもチェックしてください。